私の場合は基本的に詳しい設計図を書くことは無く、メモ帳にラフスケッチして寸法を書く程度ですが、頭の中でイメージが固まっていれば大体上手く行きます。
フラットバーを定規代わりに使用してシャコ万で固定、コンパネを電動丸ノコで切断ていきます。※丸ノコは便利ですが、使い方を間違えると怪我をする可能性が有り非常に危険ですから注意してください。
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ページアクセスランキングを見ると、収納ボックス・ギャレー製作は常に上位にランキングしていて、このサイトを参考にして軽キャンパー用品の収納ボックスやギャレーキットを自作しました!と連絡を頂くこともあります。
初心者の人がいきなりギャレー製作はハードルが高いかと思いますが、収納ボックスならば自作してみたい人が多いのでは? と言う事で、収納ボックスタイプ1から背もたれ機能を省いてハードルを下げたタイプ2の製作方法を紹介します。
軽キャンピングカーで車中泊を行うと荷物入れが欲しくなると思いますので、床下収納庫となる収納ボックスの 製作にチャレンジしてみて下さい。
普段は作業に集中すると画像撮影を忘れるのですが、今回は参考にされる人の事を考えて、マメに画像撮影を行いましたので詳しく説明していきたいと思います。
私の場合は基本的に詳しい設計図を書くことは無く、メモ帳にラフスケッチして寸法を書く程度ですが、頭の中でイメージが固まっていれば大体上手く行きます。
フラットバーを定規代わりに使用してシャコ万で固定、コンパネを電動丸ノコで切断ていきます。※丸ノコは便利ですが、使い方を間違えると怪我をする可能性が有り非常に危険ですから注意してください。
フロア形状が複雑なので出っ張り部分を逃がすように製作する必要が有ります(赤矢印付近が出っ張っている部分)
ただの四角い箱を作るのであれば簡単ですが、出っ張り部分を計測してギリギリ干渉しないようにして、出来るだけ収納スペースを大きく取りたいですね。
この形状を決めるのが最大のポイントでしょう。
ボックス内を3つに仕切り、床が出っ張っているセンター部分は深さを浅くします。
ボックス高さは荷室高さと同じになるようにして、幅は蓋を開閉する時にスライドドアのガラスハンドルにギリギリ当らないように製作します。
フロアセンター部分は深さが浅くなるので、逃がす部分をジグソーでカットしていきます。
他にも数箇所カット&削る部分が有ります。
パネルカット完了!
← 下穴ドリルビット(先端に向かうほど細くなっているテーパードリルです)
パネルを仮組みしていきますが、コンパネにビスを打つと割れやすいので、予め下穴を開けてからビスを打ちます。
画像で左右とセンターの段差の感じが分かりますかね?
仮組み完了です。
寸法確認して問題無ければ、一度分解してから接合面に木工用ボンドを塗布して再度組み立てます。
ビスのみでも問題無いかも知れませんが、コンパネは木の密度が低い部分が有って ビスの締込みが効き難い場合が有るのでボンドを併用してシッカリ強度を出します。
←コレなんでしょう?
正解は、ボックスをフロアに固定するための穴位置を調べるために製作した道具です。
と言ってもボルトを尖らせただけですけど…
ボルトを床面より少し飛び出した状態にしてからボックスを置いて押し付けると正確な穴位置が出せます。
尖らせた部分をつまめるように2箇所平面を作っておかないと、ボルトを外せなくなりますので御注意下さい。
車体と固定するボルトは皿ボルトを使用します。
ボルト頭部分が出っ張らないよう埋め込んでフラットにするために 大きなドリルで面取りします。
←ボルトを付けるとこんな感じでフラットになります。
上蓋を取付けるための、ヒンジ・爪付きナット・ボルト
今回はカラー蝶番・M4爪付きナット・M4サッシ用ボルトを使用します。
爪付きナットの類似商品で鬼目ナットというのも有りますので使い易そうなものを選ぶと良いです。
【取付イメージ】
蝶番の向きが通常と異なりますが、両方とも爪付きナットで固定したいのでこのような形で使用します。
青い方がフタの開閉を表していて、ボルト頭が飛び出すと赤い方に当ってしまい綺麗に閉じませんからボルト頭と蝶番をフラットにするためサッシ枠用の小頭ボルトを使用しています。
フタのパネルに蝶番取付位置をマーキング。
そのまま取付けると蝶番の厚みの分蓋に隙間が出来てしまいますから…
ひと手間掛けて蝶番の厚み分掘り下げます。
コンパネは積層して作って有るので、1積層分ぐらい削ると丁度良い感じです。
カッターナイフで簡単に削れました。
蝶番を当てて見るとこんな感じでツライチです。
爪付きナットを取付けて蝶番を固定します。
爪付きナットは、予めシャコ万等で圧入しておいた方が楽です。
扉を開く取っ手を取り付けます。
取っ手が無くても開閉は出来ますから、必要無いと思う場合は取っ手無しでも良いでしょう。
完成したボックスを車輌に設置するとこのような感じです。
荷室からフラットに繋がります。
前側からフタを開閉するようにしていますが 蝶番を前に付ければ後ろ側から開閉することも可能です。
使用状況に応じて開閉方向を決めましょう。
この後は、ボックスType1と同じくニスを塗って綺麗に仕上げます。
軽四キャンピングカー用品の床下収納庫(収納ボックス)完成です。