C型チャンネルを切断してドリルで穴あけ、筋交いを取付ける部分はフラットバーを切断して穴あけした部材を使います。
鉄材の加工DIYを行なう場合は 高速切断機 があると便利です。
ホームセンターでは刃の直径が305mmのタイプを販売してある事が多いですが、通販だと355mmタイプも安いので355mmタイプがオススメです。
ロータリーバンドソーも使ってみたいですが、なかなか安くでは売ってありませんね…
DIYガレージ自作ページへのアクセスが結構多いので、自分でガレージ製作にチャレンジしてみたいと考えている人が多いのかな?
いきなり家を建築するとなるとハードルが高いけど、庭に小さな倉庫を建てる位なら何とかDIYできそうな気がしますよね。
前章「DIYガレージ自作について」の安くでガレージを自作するアイデアはいかがだったでしょうか?
今回、中古の鉄材が手に入りましたので実際に試作をして見たいと思います、自作ガレージDIYの新たな手法となるかもしれない?その名も「2×4ハイブリッドアダプター工法」
本来ならツーバイフォー材とそれに合わせた角パイプ鋼材を利用するのですが、今回中古で入手できた材料がC型チャンネル(リップ溝形鋼)の75×45mmなので サイズは異なりますが製作方法は同じです。
さすがに試作のためだけに新品のツーバイフォー材や角パイプを購入する訳にはいきませんからね…
文章のみで説明するよりも実際に製作して形状を見たほうがイメージが分かりやすいだろうと言う事で、試作して紹介して見ることにします。
C型チャンネルを切断してドリルで穴あけ、筋交いを取付ける部分はフラットバーを切断して穴あけした部材を使います。
鉄材の加工DIYを行なう場合は 高速切断機 があると便利です。
ホームセンターでは刃の直径が305mmのタイプを販売してある事が多いですが、通販だと355mmタイプも安いので355mmタイプがオススメです。
ロータリーバンドソーも使ってみたいですが、なかなか安くでは売ってありませんね…
こちらはガレージ入口の下側アダプターの組み立てイメージ。
今回は地面を床面とするカーポートのようなイメージなので入口部分だけチョッと形状が異なります。
たくさん空いている小さな穴は木材を固定するためのビス穴です、より強固に固定するなら色々な方向から木ビスを打てるように下穴を空けると良いでしょう。
カド部分に置いているのが筋交いを連結するためのパーツ、幅が狭いフラットバーしか材料が無かったのでチョッと小さいですね、実際はもう少し大きく作ると良いです。
こちらは入口下側以外の部分のアダプターの組み立てイメージです。
下側に使用するアダプターは全て直角で組み立てますが、屋根側に使用する4箇所のアダプターに関しては屋根勾配を付ける必要がありますので角度を計算して製作します。
部材の配置を確認したら溶接機で溶接します。
溶接機を持っていないとこの作業は出来ませんが最近は結構安価な溶接機があります、2〜3mmの鉄材溶接に使用するだけなら 家庭用のアーク溶接機 でも作業できるでしょう。
アーク溶接はコツを掴むまでチョッと練習が必要なのと、溶接部のスラグを落とすのが面倒ですけどね。
車の板金・レストアなど0.6〜0.8mmの鉄板を溶接する機会が多いとアーク溶接では難しいから半自動溶接機が良いです。
格安のノンガス専用の半自動溶接機も売ってありますが、 少し価格が高くても高性能の溶接機を購入した方が後悔しなくて済みます。
以前は、100V電源でノンガス→ガス使用へのバージョンアップが可能な アネスト岩田キャンベル半自動溶接機 というのが販売されていたんだけどね〜
ノンガスタイプなら、スズキッド半自動溶接機 とか、メジャーなところかと思います。
私はCO2半自動溶接機を使用しています、溶接の仕方を習った事がないので完全に独学ですが、溶接をする際には実際に使用する材料の切れ端を使ってテスト溶接を行い溶接時の音を聞きながらダイヤルを回して調整するようにしています。
バチッバチッという音の時はハナクソみたいな溶接になるので ジーーーーーッという連続音が聞こえて溶接部が盛上がり過ぎず溶け込んでいる感じならOKと判断しています。
意外と見落としがちなのは溶接部とアースクリップ接続部の塗装皮膜やサビの除去ですね、電気を利用して溶接する訳ですから電気の流れの妨げになるのは大敵ですからシッカリ除去してから溶接するようにしています。
今回は2mm厚位のCチャンネル鋼なのでラクに溶接できますが、車のボディやマフラーで1mm厚以下を溶接する際は直ぐに穴が空いてしまうのでチョッと難しいですね。
板厚が薄い場合は、時間の間隔をあけて溶接し溶け過ぎないようにしています。
上手くいくと溶接跡がTIG溶接みたいにウロコっぽくなりますね。
慣れてくると直径1cm位の穴も溶接で塞げるようになります。
板厚が厚い場合は十分溶かし込みながら連続溶接の方が良さそうです。
溶接跡の比較
何事も練習なので、廃材などを溶接し、破壊してみて実際どれ位の強度で溶接が出来ているのか試したりします。
溶接部の熱の入り方や裏の溶け込み具合などもよく観察するようにしています。
試作品だから塗装する必要は無かったのですが、鉄用のペンキがあったからハケ塗りしてみました。
いよいよ2×4ハイブリッドアダプターの組み立て。
このサイズのCチャンネル鋼(75×45mm)だと2×4木材は入りません、2×3材なら丁度良いかな?
今回は組み立てイメージが分かれば良いということで、60×30mmの中古木材を借りてきて組み立てて見ました。
下の4箇所のアダプターをアンカーボルトで地面に固定して、入口面以外の4面に矢印のようにターンバックルを付けた鉄筋で筋交いを張らせると結構ガッチリ固定できます。
同じ形状を木材だけで組み立てるのと比べると強度が全然違います。
なんとなく2×4ハイブリッドアダプターの完成イメージが分かって貰えたでしょうか?
足場用の単管パイプで骨組みを作るのと似ていますが、単管パイプだと屋根・壁を固定するのに垂木クランプを使用したりして結構材料費が掛かりますよね。
2×4ハイブリット工法だとベースの骨格が木ですから柱や垂木の追加が木ビスで簡単にできますし、2×4材は単管パイプよりも安くで購入出来ますから総費用が結構安く済むと思います
溶接機が無いとアダプターが製作出来ませんが、溶接に興味がある人にとっては機械を購入する丁度良いタイミングという考え方も出来ますね(笑)
こういうガレージの作り方もあるという事で、自作ガレージDIYの参考にして頂けたらと思います。