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シロアリ駆除業者の見積り

シロアリ業者Aに即日TELして他社でも見積りを取ってから決定したいと連絡したら

契約当日で、まだ本社へ契約書を廻していないから契約書をそのまま破棄して下さいとのこと。

契約書にサイン・捺印しているのに大丈夫か〜と思い、念のため本社へ確認すると、弊社はTELでのクーリングオフに対応しておりますのでTELでも構いませんが、法律的には書面での連絡が必要なので契約書の冊子内に契約解除用のハガキが付いているので切り取って郵送して下さいとのこと。

ウチに来た担当者はそんなこと一言も言わなかったぞ…

早速、親戚の所に行き契約書を見せて貰うとしっかりクーリングオフについても記載がありました。

クーリングオフ期間は8日間と短いのでのんびりしてると期間を過ぎてしまい解約出来なくなりますので注意が必要です、もちろんその日のうちに記載して郵送しました。

今回は最初のシロアリ業者Aを含めて全部で3社の見積りを比較することにしました。
  • 業者A → 大手シロアリ業者 サ○ックス
  • 業者B → 大手シロアリ業者 三○技研
  • 業者C → 地元個人経営シロアリ業者

業者B・Cには数社見積りを取りますので作業依頼は出来ないかも知れませんが見積りして頂けますか?と尋ねたところ、”無料見積りしますのでシロアリ被害現場を見せて下さい”と返事を頂きました。

前もって数社見積りすることを伝えた方が断る場合も気が引けずに良いかと思います。

シロアリ被害 蟻道

納屋は2階建てで1階約20坪(66u)・2階約16坪(52.8u) シロアリ被害は、1階の一角とその上部2階床面で確認されました。

地下から基礎石→柱→2階床と蟻道が確認できますね。

シロアリ被害 蟻道

蟻道には乾燥した物と湿っている物がありました。試しに少し壊してみると湿った方はシロアリが 活動していて翌日には元の状態に復元されていてビックリ!

シロアリ被害 床

2階床の荷物を移動させた時に床が画像のような状態になっていてシロアリ被害に気が付いたと言う事でした。

各業者の現場検証に同行しどのような方法で駆除するのかなど質問しながら一緒に診て廻ります。

駆除方法は主にシロアリ薬剤散布による駆除消毒とベイト工法と言う2種類があるようです、「シロアリ駆除について勉強する」のページでも簡単に説明してますので参考にして下さい。

業者A 大手シロアリ業者サ○ックスの見積もりと見解
  • ・駆除消毒とベイト工法の両方を同時施工(ベイトのみは不可)
  • ・駆除消毒の料金は1階床面積(66u)+2階天井面積(66u)+2階天井面積(52.8u)
  • ・総面積184.8u(税込料金)679,140円
  • ・ベイト工法の料金は1階床面積(66u) (税込料金)273,630円
  • ・合計金額(税込料金)952,770円

30%割引キャンペーン期間なので666,939円になりそうだが契約書は739,326円となっていた。

ベイト工法は割引が適応されないのであれば結構近い金額になるのでベイトは割引がないのかも?

※業者Aの金額は契約書を元に記載していますので概算ではなく正確な料金となります、業者B・業者Cに関しては口答による概算料金です。

業者B 大手シロアリ業者 三○技研の見積もりと見解
  • ・基本はベイト工法のみで薬剤散布をプラスすることも可能
  • ・ベイト工法の料金はピンポイントで2個設置 約15万円
  • ・外周設置の場合は建物外周距離で約15〜20個設置 約40万円
  • ・薬剤散布は約45万円

建物が納屋であることを考えるとベイトをピンポイントで様子を見た方が良いのではとの意見。

キャンペーン期間なので料金は割引価格らしい、業者のホームページを確認するとキャンペーン期間中は40%位の割引が行われているようだ。

業者C 地元個人経営シロアリ業者の見積もりと見解
  • ・薬剤散布もしくはベイト工法のどちらかを選択
  • ・薬剤散布は約55万円
  • ・ベイト工法は約45万円

各社概ね共通しているのは、薬剤散布は1uあたりの単価が決まっているので単価×総面積(ベイトは床面積or外周距離×単価)となっているようです。

ベイトは駆除までに2〜3ヶ月位掛かると言う事も言われました、その間シロアリが出て来るのが我慢出来ないならシロアリ薬剤散布も行った方が良いらしい。

なお施工後5年間は補償があるので再度シロアリが出た場合は無料で駆除するとのこと。

『素人が自分で駆除しようとしても巣まで壊滅させることは出来ないのでやめた方がよい』と言われました。

【イロイロ疑問点が…】

納屋の中は荷物だらけだが作業に支障はきたさないのか?

業者が荷物を移動させながら作業を行うので問題無いとのこと、こちらで前もって作業し易いように片付けておいても料金自体は面積で計算するので安くはならないらしい。

作業時間が大幅に変わればそれに応じて料金が変動するのが普通では?と思うのだが…

業者Aは2人で2日位で作業終了する予定と言っていたのだが、納屋の中は荷物が散乱していて荷物を移動させるスペースを確保することも難しい状態であり、建物全体を駆除消毒するのにそれ程短期間で出来るような気がしないぞ(素人考えですが…)

ちなみに、初めての体験だから『作業期間中は私も現場に来て作業を見たい』と言ったら 担当者は『エッ!』と言いながら一瞬表情がこわばっていたように見えました。

※後々自分で駆除作業を行うときに20年位前のシロアリ業者の作業痕跡を見ることにより、このなぞは解けます(苦笑)

シロアリ被害は建物の一部だけだが全体をシロアリ駆除消毒する必要があるのか?

業者から納得行く回答は得られなかったが、建物全体を駆除消毒するのが通例らしい。

シロアリ駆除の完了はどのようにして判断するのか?

最初のうちはシロアリの死骸が目に付くようになるが、そのうちシロアリが出てこなくなるので完了となるらしい、ちなみにシロアリの巣は地中に有るらしく巣まで根絶出来たかは判断できないらしい。

これは後から気が付いたのだが、母屋の1階床下と納屋の1階床が同じ料金設定なのはなぜ?

母屋の床下は基礎が多くほぼ全面を処理するだろうし床下に潜っての作業はとても大変かと思います、いっぽう納屋の場合は外周部しか基礎が無く建物内部に柱もありませんしコンクリの床面だから潜って作業する必要も有りませんよね。

そもそも30%〜40%も値引きしても利益が出る時点で基本料金の設定がおかしいのでは?

『今なら約95万円が約74万円で済みますよ!急がないとシロアリが飛び出しますよ!』と言われて 親戚は説明も良く分からないまま契約書にサインをしていたのですが、私ならシロアリが目立つこの忙しい季節に30%割引しても利益が出る価格設定が気になります。

原価計算が出来る人なら、見積りを見て材料費・設備費・人件費・日数等から利益率が分かるかも知れませんが、シロアリ業者の道具は軽箱バンとその中に収まる程度(消毒薬品・噴霧器・ベイト剤・ドリルetc…) その他の経費も掛かるだろうけど工場のような設備は持っていませんし、よほど高価な薬品を使用しているのか人件費が高いのか気になります。

結局任せたいと思える業者も見つからないので親戚と話し合った結果、『お前に任せるから何とかしてくれないか?』と頼まれて、私も初めての体験なので駆除できると補償は出来ないけどそれでも良かったら作業するよと引き受けることにしました。

車やバイク機械全般いじるのが大好きで、小さなガレージ倉庫程度はDIYで製作しますし、変わった事やDIYには興味が有りますので…今までかかわる事の無かったシロアリ駆除の世界に興味津々です。

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