色々なシロアリ薬剤が有りますが、自分で作業するなら成分表示を確認し出来るだけ毒性が低い物を選びたいですね。
私はコレが良さそう!と感じましたので タケロック を選択。
タケロックは水で薄めて使用しますので1本で100Lのシロアリ駆除薬剤となります。
納屋は床に荷物を山ほど積み重ねて置いてあり「整理整頓」という言葉は存在しないような状態です、ゴミは処分に出してスペースを確保したいと思いますが、なかなか片づけがはかどりません。
燃えるゴミは処理場へトラックで運んで焼却処分して貰います、1kgあたり4円の処理費用が必要で、トータル1.5トン(1500kg)位の可燃ゴミを運びました。
不燃ゴミは使わなくなった農機具など金属が多かったので地元のスクラップ業者に引き取ってもらいました、1〜2トン位は有ったのではないでしょうか。
1日中作業できる訳では無いので片付けだけで1週間近く掛かりましたが、なんとか作業スペースを確保出来ました、親戚の人もこれだけ片付けに手間が掛かるのに”業者の人が動かしながら駆除して2日位で出来る”と言うのは考えられないと言ってました。
下の画像は昔シロアリ消毒作業した痕跡で、柱にドリルで穴を開けシロアリ薬剤を注入しテーパー栓を入れてあります、ダボ栓ではないのでビスを少しねじ込んで引っ張ると簡単に外れました、穴の深さは5〜8cm位で横並びに2箇所というパターンがほとんどです、柱の強度に影響が無いのか気になります。
新たにシロアリ薬剤注入用の穴を大量に開けるのは良くないと判断し、いま栓がしてある部分は 栓を抜いてシロアリ薬剤注入、新たに必要な部分のみドリルで穴を空ける事にしました。
この時栓を抜いていて気付いたのですが、昔の業者作業では荷物が置いてある部分などはシロアリ薬剤注入の痕跡が無く荷物が無い所を重点的に栓があったのです。
基礎付近には大体荷物が有りましたから、荷物よりも上の高い位置で薬剤を入れると言う感じですね。
シロアリは地下から来ますから基礎に近い部分ほど重点的にシロアリ消毒する方が効果が高いような…
結局、荷物があった場合は動かしてまで処置しないと言う事ですかね?短期間で施工できる理由が分かったような気がします…
明らかにシロアリ被害が見受けられる柱には大量の穴が空けてありましたから、ようはシロアリがいる部分に十分薬剤を入れておけばその他の部分はさほど入念に入れなくても大丈夫と言う事なのかな?
色々なシロアリ薬剤が有りますが、自分で作業するなら成分表示を確認し出来るだけ毒性が低い物を選びたいですね。
私はコレが良さそう!と感じましたので タケロック を選択。
タケロックは水で薄めて使用しますので1本で100Lのシロアリ駆除薬剤となります。
最近はネットでも販売してあり、私が購入した当時よりも随分価格が安くなっています。
ちなみに、シロアリ業者が見積もりに来た時に車に積んであった薬品をコッソリ確認したら、毒性若干高めの希釈率が高く低コストな薬品でしたよ…
農家の家には大体除草用の噴霧器は有るかと思いますが、先端ノズルが穴に注入するのには適していなかったのでオプション部品の先端ノズルを購入してきました。
噴霧器を持っていない場合は駆除薬剤を販売しているショップで道具セットも有りますので一緒に購入して置くと良いでしょう。
散布面積が広い場合は、電池タイプや充電タイプの電動式噴霧器が楽ですね。
端から順番にシロアリ薬剤を注入していきます、栓がしてあった部分に薬剤を注入しようとしても、ほとんどの穴は薬剤が入らず噴霧器の噴霧圧力(約2キロ)によって溢れてきてしまいます、過去にシロアリ被害があった部分に注入すると面白いほど入っていったり近くの穴やヒビから溢れ出てきます。
結局シロアリが来ていない部分に穴を開けても薬が入る訳では無さそうなので無駄なような気がする。 基礎付近の登り口に入念に散布した方が効果的なのでは?
ドリルで穴を開けて薬剤注入するのですが、ドリル穴をシロアリ通路にヒットさせるのが難しい!
シロアリ被害にあっている柱であってもシロアリ通路にヒットしないと薬が入らない、ヒットすると面白いほど薬が入っていく、と言う感じです。
ハンマーで柱を叩いて音の違いで空洞を調べたのですが、相当シロアリに食われている場合は分かり易いけど少し食われているぐらいでは音で判断が難しい…なんとかシロアリ消毒の注入完了しました。
手作りのベイトステーションと穴掘り工具、ピンポイントで2〜3箇所ベイトを埋めたいと考えたのだが、ステーションは12個セットで価格も高額だったので、ベイト薬品のみ購入してステーションは自作しました。
ベイト剤だけでも1箱3万円位ですから結構高額ですが…
流用できそうなケースを探してきて本家の形状を参考に穴を開け仕切り板を製作しました。
地面に丸穴を開ける道具も有った方が便利かと思い、余り物の鉄筋と鉄板で製作して見ました。
ベイトステーションを埋めて作業は完了、あとはシロアリの活動状況を日々観察します、活動が盛んな蟻道部分へは薬剤散布は行わずシロアリの活動が分かりやすいようにしました。
1週間ぐらい経過するとシロアリの死骸が見受けられるようになり、1ヶ月ぐらい経過するとシロアリを見掛けなくなりました、巣まで根絶出来たかは不明ですが建物被害は収まりましたので、あとはたまに点検すると良いかな?と思います。
その後、半年以上経過してもシロアリは見掛けませんので駆除完了できたようです、思ったより早く駆除出来たので交換用のベイト剤が2本残ってしまいました。
そろそろシロアリが活発になる時期です、シロアリ駆除して1年経過しましたのでその後を追跡調査しました。
新たにシロアリに喰われた痕跡や蟻道も無く、ベイトステーションにもシロアリの姿は有りませんでした、素人には駆除は困難と言われたイエシロアリでしたが無事に巣まで駆除出来たようです。
親戚の話では、シロアリ業者Aに納屋のシロアリ駆除はどこの業者で行ったか?と尋ねられたそうです。
以前その業者に勤めていた人が独立してシロアリ駆除を行っているらしく、その人が仕事を取っているのでは?と気にしていたそうです。
たしかに、あんなに高額な料金なら独立して請負いたくなるのも分かりますね(笑)