気になる事がいっぱい有りますね。
日本の発電方法は発電量の多い順でいうと、火力→原子力→水力→その他となっていて、
発電電力量の電源別割合は、2007年時点のデータによると、
石炭(27.7%)石油(13.9%)天然ガス(25.8%)原子力(23.5%)水力(6.6%)その他(2.6%)となっていました。
2013年予測は、石炭(22%)石油(6%)天然ガス(26%)原子力(36%)水力(9%)その他(1%)
風力・太陽光発電などは、その他数パーセントの中に含まれる訳ですから割合的に比較すると発電量が物凄く少ないことに驚きますね。
こうして比較すると、地球に埋まっている化石エネルギーを掘り出して電気を作っている割合がいかに多いかということが分かると思います。
化石エネルギーの埋蔵量には限りが有り、いずれ無くなるエネルギー(枯渇エネルギー)と言われている
また、化石エネルギーの多くを輸入に頼っているので、輸入価格が急激に上昇したり輸入国との政治的取引の材料にされるかもと言う不安もありますから水力・風力・太陽エネルギーなどの自然の力を利用した自然エネルギーの割合を多くしていきたい訳でしょうね。
ちなみに2050年エネルギービジョンによると、
石炭(5%)石油(0%)天然ガス(20%)原子力(8%)水力(14%)地熱(10%)バイオマス(14%)太陽光(18%)風力(10%)となっています。
壮大な目標のようですが約40年後にどの辺りまで達成できるのか楽しみなところです。
もう1つの大きな問題は地球温暖化です、地球温暖化には温室効果ガスと言うのが関係していて温室効果ガスは太陽の熱を封じ込めて地表を暖める働きがあります。
大気中の温室効果ガス割合が増え過ぎると地球を暖め過ぎると言う事ですね。
昔は車のエアコンもフロンR12を使用していましたが、オゾン層破壊の問題になってからは代替フロンになってR12の生産終了にともない在庫品のR12の価格が高騰したのも記憶にありますね。
最近では旧車のR12エアコンシステムにそのまま使用できるコールド12というノンフロンタイプのガスを使用することが多いです。
意外なところでは、牛のゲップに温室効果ガスのメタンが含まれているということ。
私たちも呼吸している限り二酸化炭素は排出している訳ですが、呼吸やゲップを止めろと言う訳にはいきませんよね、牛のゲップに関してはメタン排出量が少なくなるような飼料の開発など色々な研究が行われています。
我々にも出来そうな事といえば化石燃料の燃焼を少なくする努力でしょう。
ということで、火力発電から太陽光発電(自然エネルギー)への変更を勧められる訳ですね。
ちなみに温室効果ガスの発生量で言えば原子力発電の場合も発電時の二酸化炭素発生は有りませんが、過去の原発事故などのことを考えると自分の地域に原子力発電所を建設して欲しいと言う人は居ないでしょうから。
ニュースでもよく取り上げられますので、京都議定書という言葉を御存知の人も多いと思いますが、参加各国ごとに削減目標が定められていますね、参加国の状況や排出権取引など気になる点もありますが…
国としては温室効果ガス発生を少しでも減らしたいが、『皆さん原子力発電にしましょう』と言っても理解を得られないだろうから、『太陽光発電にしましょう』という流れは自然かな? 太陽エネルギーは輸入する必要も有りませんしね。
生産量が増えれば価格も下がってくるし技術研究も進みます、さらに太陽光発電業界が規模拡大することで新たな雇用が生まれ景気対策にもなるでしょうから。
エコポイントで家電を販売促進、エコカー補助で車を販売促進、いまやエコは一大産業ですね、 新たな物を生産せず資源を使わない方がエコな気もしますけど…
儲けのニオイがするところに人が集まってくるのは世の常で、太陽光発電業界にはたくさんの企業が参入してきてます、選択肢が増えると選ぶ方も大変です、変な会社に騙されないように勉強しないとね。