オーバーフェンダーのツメ(折り返し)部分に、ロービングひも という補強材を使用してみます。
R半径が小さく曲がっている角部分はガラスマットが密着し難くエアーが抜けないと言う事がありますから、最初に角にロービングを入れることによりRを大きくしてガラスマットを密着しやすくします。
いよいよメス型から製品を製作します。
離型作業はメス型製作時と同じく入念に行います、特に最初の製品の時はワックスの回数を多めにした方が良いです。
オーバーフェンダーのツメ(折り返し)部分に、ロービングひも という補強材を使用してみます。
R半径が小さく曲がっている角部分はガラスマットが密着し難くエアーが抜けないと言う事がありますから、最初に角にロービングを入れることによりRを大きくしてガラスマットを密着しやすくします。
ロービング・サーフェースマットを張り込みます。
ガラスマットを張り込んで硬化させます。
FRP樹脂が硬化したら脱型、ヘラを差し込んでエアーを吹き込むと外れやすいです。
ボディと両面テープで固定する裏側は平らになるように削ります。
フロント純正フェンダー
フロントオーバーフェンダー
タイヤとフェンダーの隙間がイイ感じに狭くなってますね。
リヤ純正フェンダー
リヤオーバーフェンダー
リヤフェンダーもこの通りイイ感じ。
無事にバモス用オーバーフェンダーの完成です。
タイヤとの隙間も狭くなっていい感じです、横幅ギリギリで製作したので10mmワイドで収めるには薄手で強力な こういう両面テープ を使用してテープを貼り付ける部分を平らに削る必要があります。
バモス系は社外アルミホイールを装着するとオフセットの関係でフロントタイヤが数ミリはみ出す事が結構あるので、中古アルミホイールを購入して若干はみ出している場合などにも10mmワイドのオーバーフェンダーが活用できそうですね。
取り付けは両面テープで貼り付けるだけで、ボディに穴を開けたりする必要も無いから手軽なドレスアップにもなりそうです。
FRP製作を練習するとオリジナルのパーツが作れてDIYの世界が広がりますので興味がある人はチャレンジしてみると面白いですよ。
===追記===
何回も製作しているとコツを掴んできて、サーフェースマット無しでも同じように仕上げる事ができるようになり、
裏側の見た目も綺麗な方が良いなという事で、ガラスマット+ガラスクロスで仕上げるようになりました。
取り付けたら裏を見る事は無いですけどね…