FMV-E8200 インテル Pentium M プロセッサ
Windows XP Proモデル
分解方法に関しては、FMV-C8220で紹介した方法とほぼ同じですから コチラ を参考にして下さい。
今回は、白いキーボードのノートパソコンにありがちなキーボードの黄ばみを落として綺麗にしていきます。
FMVに限らず、同様のパンタグラフタイプのキートップなら、はずし方・取り付け方などキートップの交換修理の参考にもなるかと思います。
黄ばみ落としの方法については、昔のファミコンなども黄ばみで変色している物が多いので、テレビゲームや家電製品の黄ばみ落としにも役立つかも知れません。
FMV-E8200 インテル Pentium M プロセッサ
Windows XP Proモデル
白いキーボードは見やすくて良いのですが、キートップが黄ばんでくるとパソコン自体が古く見えてしまいます。
白系の家電製品やテレビゲームも同様ですね。
分解方法は、FMV-C8220と大体同じなので省略しますが、
E8200は、CD/DVDドライブの取り外しがレバーでワンタッチ!簡単に外れます。
キーボードをサクッと取り外しました。
※組付け時にキー配列を間違えないようキートップ取り外し前に写真撮影しておきましょう
キートップの取り外しに向けて内部をよ〜く観察。
4ヵ所押し込みで固定のタイプみたいです。
※キーボードのパンタグラフの形状は機種により色々違いがありますから注意しましょう。
小さいマイナスドライバーを利用してキートップを慎重に持ち上げてロックを外します。
無理して部品を壊してしまうと大変ですから、最初は慎重に取り外して内部の形状を確認しましょう。
4ヵ所とも同じ形状のロックですね。
手前2箇所のロックを解除したらキートップをスライドでも外れることが分かりました。
4ヵ所のロックを一つずつ解除すると作業効率が悪いばかりか、1ヵ所ロックが外れるとキートップが浮いて2個目のロックが外し難いので、
矢印方向へ指で軽くテンションを掛けておいて、反対側をドライバーで持ち上げると2ヵ所のロックが同時に解除できて、その後キートップをスライドさせると簡単に外れます。
何個か外していくと慣れて、1個1〜2秒で外せるようになりました。
Shift・Enter・スペースなど、大き目のキートップには金具も付いています。
プラスチックの黄ばみは、ABS樹脂の添加剤の化学変化が原因かな? ということで、
過酸化水素水・漂白活性化剤が含まれている ワイドハイターEX を購入(600ml入りで200〜300円ぐらい)
ワイドハイターEXにキートップを浸けて漂白していきます。
桶にキートップを入れてワイドハイターEXを投入。
どれ位の濃度が良いかよく分からないので実験的に水で2倍に薄めて入れてみました。
日なたに出して太陽光(紫外線)を当てて放置…
3時間ほどしてから様子を見に行くと明らかに黄ばみが少なくなっていました。
その後、天候が悪くなりなかなか日光に当てられませんでしたが、3日で合計12時間ぐらい紫外線を当てたところで完了としました。
最初の数時間である程度の黄ばみは落ちてしまい、その後は徐々に白さを増す感じです。
キートップの裏面は黄ばみが発生していませんから色合いを比較して同じぐらいになったら終了で良いでしょう。
綺麗になったキートップをキーボードのベースに取り付けていきます。
まずは金具を装着するシフト・エンター・スペースキーから、キートップ側の赤矢印部分をさきに装着して、黄色矢印方向へスライドしてからロックを押し込みます。
ギアリンクと呼ばれるパンタグラフの白い部品の位置を綺麗にそろえて置くのがポイントです。
ギアリンクが本体側に残っている場合は、リンクを揃えてキートップを押し込むだけ。
ギアリンクがキートップ側に付いてきたり、本体からリンクが外れた場合は、先にリンクを本体にはめてからキートップを取り付けます。
※ギアリンクは平らな面を下にします
パチンパチンと押し込むだけなので簡単です。
作業画像を撮り忘れましたが、キーボードに2ヵ所キートップが付かない部分があります。(画像で黄色の枠で表示している部分)
そのままだと黄ばみが余計に目立ちますから、ティッシュペーパーをサイズに合わせてカットしてワイドハイターEXを染み込ませて、その上からラップをのせて蒸発を抑えて太陽光を当てました。
画像を並べて見ると、キートップのプラスチックの黄ばみが落ちて白くなっているのがよく分かりますね。
キーボードが綺麗になると、ノートパソコンが新しくなったように感じますね。
材料代300円程度でこれだけ綺麗になるなら、手間を掛ける甲斐もあるかな?