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太陽光発電システム装置

太陽光発電システムには太陽電池パネル以外にも色々な装置が有りますので紹介していきます。

太陽光発電システムの概要図
太陽光発電システムの概要図
No. 構成要素 説明
@ 太陽電池アレイ

複数の太陽電池モジュールを機械的、電気的に架台に取付けた太陽電池群

A 太陽電池モジュール

太陽光エネルギーを直接電気エネルギー(直流)に変換するパネル

B 太陽電池架台

太陽電池モジュールを所定の傾斜角をもって取付けるための架台

一般的には鋼やアルミ合金製であることが多い。

屋根建材型のモジュールの場合は不要の場合がある。

C 接続箱

ブロックごとに接続された太陽電池モジュールからの配線を

一つにまとめるためのボックス。

太陽電池の点検・保守時などに使用する開閉器や避雷素子のほか、

太陽電池に電気が逆流しないようにするための逆流防止ダイオードも

内臓しているパワーコンディショナと一体になっている場合もある。

D パワーコンディショナ

太陽電池が発生する直流電力を最大限引き出すように制御するとともに、

交流電力に変換する。通常、電力会社からの配電線(商用電力系統)に

悪影響を及ぼさないようにする連係保護装置を内臓している。

自立運転機能を備えており、商用電力が停電した際に

特定の負荷に電力を供給できるものもある。

E 分電盤

電力を建物内の各電気負荷に分配する。

パワーコンディショナの出力と商用電力系統との連系点になる。

太陽光発電システム専用のブレーカーが必要(内臓または別置き)

F 売電用積算電力量計

電力会社へ売電を行う逆潮流ありのシステムにおいて、

売電量(余剰電力量)を測定するための電力量計。

電力会社によっては、需要者側で費用負担する必要がある。

買電の契約種類によって機器が異なることもあり、注意が必要

G 買電用積算電力量計

電力会社からの買電量(需要電力量)を測定するための電力量計。

従来の電力量計を電力会社側で逆転防止つきのものに交換する。

H 商用電力系統

電力会社からの商用電力系統(住宅用では単相3線100/200V)

I 蓄電池

日射量の少ないときや夜間の発電しない時間に、

負荷の要求する電力量を補うために電力貯蔵をすることができる。

また災害時のバックアップ電力の供給に使用することができる。

J 外部モニター

発電電力量、環境低減効果などを外部に表示する。

メーカーにより標準/オプションまたは設定無しの場合がある。

※スマートフォンで閲覧の場合は一覧表を横スクロールできます

※I蓄電池、J外部モニターはメーカー仕様で設置されない場合も有ります。

住宅用の太陽光発電システムは、太陽の光エネルギーを受けて太陽電池が発電した直流電力をパワーコンディショナにより電力会社と同じ交流電力に変換し家庭内のさまざまな家電製品に電気を供給します。

一般の系統連系方式の太陽光発電システムでは電力会社の配電線とつながっているので、発電電力が消費電力を上回った場合は電力会社へ逆に送電(逆潮流)して電気を買い取ってもらうことができます。

反対に、曇りや雨の日など発電した電力では足りない時や夜間などは従来通り電力会社の電気を使います。

なお、こうした電気のやりとりは自動的に行われるので日常の操作は一切不要です。

憶えておきたいポイントは
  • 太陽電池
  • 太陽の光エネルギーを直接電気に変換する装置
  • 接続箱
  • 太陽電池からの直流配線を一本にまとめ、パワーコンディショナに送るための装置
  • パワーコンディショナ
  • 太陽電池で発電した直流電力を交流電力に変換するための装置
  • 分電盤
  • 家の配線に電気を分ける装置
  • 電力量計
  • 電力会社に売った電力や、購入した電力を計量するメーター、売電用と買電用の2つの電力量計が必要
  • 系統連系
  • 自家用発電設備を電力会社の配電線に接続して運用する方法
  • 逆潮流
  • 系統連系する太陽光発電などの自家用発電設備から電力会社の配電線(商用系統)へ電力が流れること
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